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2004年9 月17日

9月17日

今日は渋谷で仕事を1件片付けた後青山にあるグラッセリアに出向く。
昨日からフロアガイドに僕の名前が載っているというので、一度見に行くことに。
ちっちゃい記事ではあったが、名前より照明の写真が引き立っていたので少し安心。その足で、始まったら見たいと思っていた乃木坂のギャラリー間へ出向く。
アンジェロマンジャロッティ展である。
いろいろ想像力を刺激する色んなものがおいてあったし、氏の活動領域の広さにただ、圧巻だった。
コートヤードの椅子、ああいうシンプルなデザインをしたいと思いながら眺めていたが、それよりも2階である。
色々な作品があるなか、インタビューらしき映像が流されていた。ついつい長居してしまった。
いやー、偉大な建築家である。
若い僕たち、有名になってしまった人たち、みんなが見習わなければならない。
それは、クリエイターの“署名”の問題である。みんな自分の名前を表に出したがる。言っている自分も最近そうなりつつある。
無名と有名では取り上げる人間の態度が違うということから、やはり世にもっと名前を出したいと。だけど、今この場、こういう時代が続いている時にはその手段はとても有効であると思うが、長くいいデザインを続けたいと思っているのであれば多分、僕がやろうとしていることは、何れ破綻するであろう。
本当にいいクライアントに出会って、良質の関係性からデザインと言うものができれば…そう考えるとアンジェロマンジャロッティという人は本当に人に恵まれ、能力の高いクリエイターなんだと感じる。
会場:乃木坂TOTOギャラリー・・・皆さんも是非見に行ってください。
でも、その下のTOTOのセラ?だったか、キレイに改装された空間に洗面器具とか蛇口セットなんかが並んでいたのを結構長い時間見ていたら、その機構がだんだん気に食わなくなってきてしまった。
ということで、今月中に1つ流しのデザインをしようと決めた。密かに自分の思い描くデザインがその展示されているものと重なりながら・・・ニヤッとしてしまった自分が鏡に映っていた。

tdb1024 17:36:05 in デザイン | Permalink

コメント

これ言うと非難する方もいるかとおもいますが、至って個人的意見です。ご了承ください。

デザイン業が人気商売/キャラクタービジネスの一面がある以上、クレジットは大事だと考えます。
それによってデザイン業があらゆるところで恩恵を受けているからです。
そこに乗っかりたいと思うのは自然かもしれないですよね。

ただそれが、デザインってものの本質的なアプローチとして正しいか否かということとは別だと思うんです。

そのあたりの苦悩をどう解決するかは、各々のアプローチの問題だと思うんですよね。
当方も正直悩みながらやっています。

このあたりもお会いしたときに歓談しましょう。

投稿情報: 久原真人 | 2004/09/22 20:15:37